白鬚岳・池木小屋縦走

K原です。先週末台高の池木屋山を縦走してきました。5月に大峰奥駈に行って以来、長距離歩きたい願望が強くなっているので、少々ハードかなと思いつつ、台高山脈を奈良県側から三重県側まで、東西に縦走するルートを考えました。メンバーはY崎と筆者(K)

 

1日目

【柏木バス停から白鬚岳】

大和上市から11本のバスに乗って、朝9時半、柏木バス停に到着しました。登山口までが多少分かりにくいです。吉野川にかかる吊り橋を渡り、整備された道を登ると車道に出て金剛寺が見えてきます。車道を少し左に進むと林の中に入っていく道があり、そこを登って行くと再度車道を横切ったあと、神之谷集落につきます。集落を通り抜けて林に入っていくと、登山道に合流できます。

白鬚岳まではよく整備された杉林の中を登っていきます。途中林の中に岩場があり、直登しましたが、巻いて登ることもできるようです。冬で体力が落ちているのか、二人ともいつもよりはバテ気味で、急登がこたえました。白鬚岳には13時過ぎに到着。東方向に展望がありました。

 

【白鬚岳から登尾】

まず北東方向の大鯛山を目指すはずが、下る方向を間違えて、南東の1222mピークに登ってしまいました。地図を見て、間違えやすそうだ、などと話していたのにまさにその通りの結果に。途中までテープがあったので、ズンズン下ってしまい、ピークから見える白鬚岳の方向が明らかにおかしいとわかるまで気づきませんでした。

 

こういう時は出発した山頂まで戻って正しい尾根を探すのが賢明と思われますが、登り返すのも億劫で読図の練習も兼ねてトラバースして正し北東尾根への復帰を試みました。

オレンジの線が実際に進んだルート
オレンジの線が実際に進んだルート

方角を確認しつつ、尾根を探しながら北に進み、やがてY崎がテープを発見してルートに復帰できました。途中紛らわしい尾根がいくつかあり、今更ながら方角をしっかり確認するのは大事だなと思いました。結局、白鬚岳から1時間半ほどで大鯛山に到着しました。ここからしばらくは平らな尾根道が続きます。登尾へは、植林帯と自然林を区切る金網の脇を延々と登り、これもこたえました。山頂直下の分岐に着いたのが16時ころで、戸倉山方面に少し下ったところで尾根がややえぐられたような平坦地があり、風も避けられて良さそうだということでテント設営しこの日は終了しました。夜中は頭上でかなり強風が吹いていましたが、期待通り風はほとんど当たりませんでした。

 

2日目

【登尾から池木屋山】

5時に出発しヘッドランプの明かりを頼りに赤嵓山を目指しました。前日の反省から、途中のピークから降る際は進行方向に注意して進みます。やがて池小屋山方向から陽が昇ってきました。赤嵓山山頂付近はうっすらと樹氷が付いていました。出発から2時間強で、赤嵓山ピークのやや東よりで台高主脈の縦走路に合流しました。赤嵓山はまたいつか、台高縦走のときにでもいこうと思います。池木屋山はそこから1時間ほどで到着しました。展望はあまりないと聞いていましたが、冬で木々の葉が落ちているためか、南東方向など眺めがよかったです。この時点で8時半。昨日は時間次第では池木屋から下って奥香肌峡へエスケープしようかとも考えていましたが、このペースなら問題なさそうということで計画通り犂谷まで歩き通すことに決めました。

 

【池木屋山から白倉山】

東尾根は歩きやすく、サクサク進みました。やがて野江股ノ頭が見えてきて、進路を北に変えて水越まで下りますが、通り過ぎてそのまま東の尾根に進んでしまわないよう注意が必要です。水越までの下りは尾根がはっきりしませんが注意して見ているとテープがあります。野江股ノ頭の登りは今回の全行程で最も急な登りでした。

 

野江股ノ頭から白倉山は、これまでより荒れた様子で、所々若木の間をかき分けて進みます。南側は急峻な谷になっていて眺めがよく日出ヶ岳や宮川貯水池、そして太平洋まで望めます。白倉山にはちょうど12時ごろ到着。少し長めに休憩しました。

【白倉山から犂谷】

 

白倉と古ヶ丸の間に、名前はないもののなかなか存在感のあるやや細長いピークがあり、その手前、白倉からの下りでは地図にもある通り、急な岩場があります。設置されているロープを使わないと降りるのは無理そうでした。古ヶ丸山からはひたすら下りです。地図では柁山との間に2箇所林道への下山路分岐があります。手前のものは見つかりませんでしたが、奥芋口には「からすき谷公園」と記された標識がありました。清治山は気づかないうちに通過し、柁山で最後の休憩をとってから犂谷へ下山しました。この辺りは標識も多く、犂谷から上りに来る人も多いのでしょうか。延々と続く急坂を下り、15時前に犂谷公園に到着しました。トイレや東屋があって休憩できます。50分後に来るバスを待っていると、下山の途中で追い越した夫婦が話しかけてくださり、親切にも三瀬谷駅まで送ってくださりました。

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